2009年02月02日

クライスラーの誕生日

フリッツ・クライスラー(Fritz Kreisler,1875年2月2日-1962年1月29日)今日はクライスラーの生誕134年です。クライスラーは、音楽の都ウィーン生まれのヴァイオリンの演奏者であり作曲者でもあるのです。

むしろ現代ではヴァイオリンの小品の作曲で有名でしょう。「愛の喜び」「愛の悲しみ」「ウィーン奇想曲」「美しきロスマリン」「中国の太鼓」などクライスラーの小品はヴァイオリンのリサイタルで取り上げられています。 クライスラー作品には馴染みの多い曲もあるのですが,あえて今回取り上げるこの動画は、クライスラー自身作曲・演奏の「ヴィヴァルディの様式による協奏曲 ハ長調」です。




この曲の初演は,1935年、クライスラー60歳のときです。クライスラーが「四季」の作曲で有名なヴィヴァルディ風として作ったものです。自身で作曲したのに、あえて「ヴィヴァルディ作曲で図書館に埋もれていたうずもれていた楽譜を見つけ出した」と偽って発表しました。

多くの評論家たちも、みなヴィヴァルディ作曲だと信じ込んでいました。のちに新聞記者の特ダネでクライスラーの自作ということが判明し、大問題となった作品です。

実はクライスラーの作曲者詐称疑惑はこの曲だけにとどまっていませんでした。新聞記者にクライスラーいわく「クライスラー作品ばかりだとわかると聴衆が飽きてしまうし、他のヴァイオリニストが演奏しにくいだろう?だから、過去の有名な作曲家の名前を借りたのさ」これが俗に言う「クライスラーは笑う」事件です。

またクライスラーは,1月18日の記事で紹介したヨーゼフ・ハシッドに対する賞賛のことばとして以下の言葉を残しています。「世界的なヴァイオリンの逸材は100年に一度生まれるが、ヨーゼフ・ハシッドは200年に一度の逸材である」
posted by とある音楽家 at 15:07| Comment(1) | ゆかりの日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
クライスラーさんってとてもお茶目な方だったのですね。
他人が作った曲を「自分の曲だ!」というと大問題ですが、自分が作った曲を「過去の偉大の人の曲だ!」と,これぐらいの詐称ならば笑って許せますよね。そのとき騙されてしまった評論家たちの評論を聞いてみたいですね。
私の考えでは、今の経済評論家と同じような評論をしそうなきがします。「予測不可能だった!」
なんとなく・・・
Posted by 春恋 at 2009年02月03日 16:51
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。