2009年02月07日

パッヘルバルのカノン

ドイツのニュルンベルク出身の作曲家パッヘルベル(1653-1706)の「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」です。しかし通常「カノン」と呼ばれています。


多くのシーンで耳にする曲です。山下達郎の「クリスマス・イブ」(♪雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう〜)の間奏にも使われています。

「カノン」とは演奏形式のことで、簡単に言えば「かえるのうた」です。

A 「かえるのうたが」
B お休み
C お休み
D お休み

A 「きこえてくるよ」
B 「かえるのうたが」
C お休み
D お休み

A 「くわくわくわくわ」
B 「きこえてくるよ」
C 「かえるのうたが」
D お休み

A 「けろけろけろけろ」
B 「くわくわくわくわ」
C 「きこえてくるよ」
D 「かえるのうたが」

以下続く


そうです「カノン」形式とうのは輪唱のことです。「カノン」とは演奏形式のことなので、パッヘルベル以外の多くの作曲家も「カノン」を作っています。なので,あえて「パッヘルベルのカノン」と呼ばれています。「カノン」の中でもやはりこの「パッヘルベルのカノン」が一番有名でしょう。

構成は,ヴァイオリン3台と低音を鳴らす楽器(コントラバスやチェロなど)の4台です。ヴァイオリン3台が2小節ずつずれながらまったく同じメロディを弾きます。これが絶妙なハーモニーになっているのです。バロック音楽の最高傑作といっていいでしょう。

現在では弦楽器に限らずいろいろな楽器や歌に編曲されています。 【0:00】低弦楽器から始まります。4分音符で「ドソラミ・ファドファソ」という同じメロディを曲の最初から最後までずっと繰り返します。これを通奏低音といいます。
【0:15】第一ヴァイオリンが入ります。
【0:28】2小節ずれて第二ヴァイオリンが入ります。
【0:41】さらに2小節ずれて第三ヴァイオリンが入ります。よく聴いてみてください。第一ヴァイオリンが主役になり、時に第二ヴァイオリンや第三ヴァイオリンが主役にもなります。リズムは最初はゆったり(4分音符)ですが4分音符⇒8分音符⇒16分音符と次第に早くなってきます。この曲の聴かせどころ
【1:52】では、かなり早くなっています。(32分音符)
posted by とある音楽家 at 17:39| Comment(11) | CM、TV番組での音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶり(?)です。
新しい記事がしばらくなかったので少々気になっていました。
新しい記事を読んでほっとしました。

カノン,やはりよく耳にしますね。
カノンって曲名と思っていたのですが輪唱のいう意味だったのですね。
一つ一つの楽器の音色を聴いていると確かに同じ旋律を奏でているのが分かります。
それでいて、美しいハーモニーになっている。
ついつい口ずさんでしまう。これぞ作曲家の極みですね。
他の作曲家もカノン(輪唱)を作っていたのですか?
Posted by 春恋 at 2009年02月07日 22:46
うちの留守番電話の保留音にこの曲がありました。春恋さん同様、耳したらつい口ずさんでしまいますね。
トアルオンガクカさまへの質問です。
> バロック音楽の最高傑作といっていいでしょう。
よくバロックとかルネサンス、ロマン派って聞きますが、どこが違うのでしょうか、素人の私でも「あ!これはバロック」て区別できるものなのでしょうか。なんかコツみたいなものとか・・・

Posted by jupiter at 2009年02月08日 07:56
初めまして。
日曜の朝にいい曲ですね。
寝起きスっきりです。

カノンの意味も分かりました!
ありがとうございました。
Posted by ろみ at 2009年02月08日 09:54
みなさんありがとうございます。

バロック、古典派、ロマン派、近現代・・・

だいたいそんなふうな大まかな分類を音楽上ではしているのですが、そこには音楽だけでなく当時の芸術全般や社会の仕組みなども綿密に関わってきます。

そのあたりもまたおいおいお知らせしたいと思います。
Posted by トアルオンガクカ at 2009年02月08日 14:44
シンデレラ・エクスプレス
はやりましたなぁ

Posted by ひろべ at 2009年02月08日 16:55
> なんかコツみたいなものとか・・・

音楽の教科書みたいなものを読むよりも、いっぱい聴くことですな。ここの主がが「バロック音楽の最高傑作といっていいでしょう。」といっているので(これ、同感)これがバロックなんだと感じながら聴いてみよう。
それと、年代や生まれた国、勝やつした国を書いているから、その時代背景も紐解いてみると興味深いよ。
そうすると、自分なりに香りが聞き分けられてくると思うのよ
Posted by ひろべ at 2009年02月08日 17:13
ひろべ様
コメントありがとうございます。
そうですね、理論よりも実践ですね。
たくさんの曲を聴いて、自分で聴きわけができるようにします。
昼休み、カノンを「あ〜これがバロックなんだ」と感じつつ聴いています。
時代背景も読めとのこと、納得です。
ネットでその当時の背景を探っています。
そういえばパッヘルベルはニュルンベルク出身とのこと。以前にもマイスタージンガーの話しや第二次世界大戦の戦後裁判があった場所という記事がありましたが、同じ場所ですよね
また確かに山下達郎(竹内まりあの旦那様)のクリスマスイブの間奏部分でこのカノンが使われていますね。私も大好きな曲です。
シンデレラ・エクスプレスも検索してみました。時代背景も読めとのことなので、そこで、ひろべさん、シンデレラ・エクスプレスに何か特別な思いがあったのでしょうか
Posted by jupiter at 2009年02月09日 12:36
> シンデレラ・エクスプレスに何か特別な思いがあったのでしょうか

ドキッ
Posted by ひろべ at 2009年02月09日 17:11
あまり嫌味ばかり書いてると、チャイコフスキー1番を評価しない俗にいうクラシック通になってしまいかねないのでヒントを
違いは目指す方向性。例えば古典派とロマン派
古典派は、普遍的・様式美の追求。
ロマン派は、古典派を継承しつつも主観的・形式からの逸脱。
モーツァルトは古典派、ベートーヴェンも古典派だったけど第九交響曲以降、ロマン派へChange!しようとたけど当時にしては斬新過ぎて散々の評価だったのよ。
Posted by ひろべ at 2009年02月09日 20:10
ひろべさま
ありがとうございました。なんとなくですがわかってきたような
古典派→形式の中に美を求める
ロマン派→形式も尊重しつつも自己主張も表現する でしょうか
Posted by jupiter at 2009年02月10日 12:00
初めまして。知人からココを紹介されまして…
「クラシック初心者でも楽しめる」とのことでしたが、けっこう敷居が高い…かも。

以前、自分の意見を一歩も譲らない書き込みのぶつかり合いでを炎上したクラシックブログもありましたっけ。お気をつけて!

CMに使われている曲ではないし、あの曲もクラシックかどーかは?ですが『ズバリ、CMソング』をイタリア民謡又はイタリア歌曲として聞いていたんだ…ヤラレタと思ったのが『フニクラフニクリ』。ベスビオス火山に登る登山電車を敷いた鉄道会社のCMソングだったようです。

私の年代では、たしか中学校の音楽の時間に歌いましたよ。で、日本語の歌詞が「〜〜登山電車ができたので、誰でも登れる、行こう!行こう!火の山へ、フニクラフニクリ〜」うーん、直球!
Posted by Makky at 2009年02月11日 16:34
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