2009年03月07日

モーリス・ラヴェルの誕生日

今日はフランスの作曲家モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel,1875年3月7日-1937)の誕生日です。以前、1月27日の記事でバレンボイム指揮の「ボレロ」をご紹介しました。


ラヴェルはフランスの南西部、スペインの故郷に近いバスク地方のシブールという小さな村で生まれ育ちました。経済的にも裕福な家庭で、幼いころから音楽教育を受け、家族でパリに移住しラヴェルはパリ音楽院に進学します。ここまでは順風でしたが、数々のコンクールで理不尽な評価を受けたり、先輩格に当たるドビュッシー作品の盗作を疑われたり、その道は平坦なものではありませんでした。また第一次世界大戦に参戦もしました。その後、記憶や言語障害、さらには運動障害の病気に悩まされ続けながらも数多くの作品を残していきました。ラヴェルは、フランスの古典的旋律と印象主義ラヴェルの代表作はなんと言ってもバレエ組曲「ボレロ」(1928)でしょう。


さて、今日はラヴェルのピアノ作品「水の戯れ(1901,Jeux D’Eau)」をお聴きください。この曲は、パリ音楽院時代の恩師、作曲家ガブリエル・フォーレに献呈されました。ラヴェルがドビュッシーと同じくフランス印象派に属するのかどうか、いまでも議論が分かれています。ラヴェルを印象派だと主張する人たちはこの「水の戯れ」が音楽の分野におけるフランス印象主義を宣言した作品であると言っています。いずれにしてもラヴェルにとっていわゆるターニングポイントの曲と言っていいでしょう。それにしてもラヴェルは「海原の小舟」、「オンディーヌ」(水の精)、「水に映る影」(水の反映)』など水に関する曲を数多く残しています。

ロバート・シュミッツ(Robert Schmitz,1889-1949)演奏でどうぞ。



posted by とある音楽家 at 09:52| Comment(1) | ゆかりの日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
耳を澄ませば確かに水が戯れているように聴こえますね。
Posted by jupiter at 2009年03月07日 18:00
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