さて、今日はサラサーテ作品の中でも最も有名な「ツィゴイネルワイゼン(Zigeunerweisen,1878)」 をどうぞ。曲名もご存知の方が多いと思いますし、またテレビのBGMなどでよく使われているので何度も耳にされた曲だと思います。ドイツ語でツィゴイネル(Zigeuner)「ジプシー」、ワイゼン(weisen)「歌」で「ジプシーの歌」を意味します。ここでいうジプシーとは「ロマ族ジプシー」で、ロマ族は、インドからヨーロッパ、北アフリカへと遊牧していました。一部は定住したものもいます。しかしロマ族は古くから偏見・差別・迫害を受けていました。例えば、,中世ヨーロッパのある国では「ロマ族を殺しても罪にはならない」という法律ができたり、1999年コソボ紛争ではロマ族住民の排斥が紛争の一因となりました。
しかしロマ族のもつ音楽は、各地の民俗音楽と融合していきます。現在のフラメンコもそのうちの一つです。
「ツィゴイネルワイゼン(Zigeunerweisen,1878)」 、そのロマ族の悲哀、衝動、情熱がハンガリー舞曲に乗って表現されています。
サラサーテ本人の演奏(1904)による「ツィゴイネルワイゼン」です。オリジナルはヴァイオリンと管弦楽ですが、これはヴァイオリンとピアノでの演奏です。
もう一つは,ヴァイオリンと管弦楽でお聴きください。
先日の2月22日の記事などで何度もご紹介しているヴァイオリン:イツァーク・パールマン(Itzhak Perlman,)です。
指揮:ローレンス・フォスター,ロイヤルフィルハーモニーオーケストラ(RoyalPhilharmonic Orchestra)の演奏でお聴きください。
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背景を知ると悲しいジプシーの物語がこめられているのですね。
そう考えるとお笑い番組などで安易に使ってほしくないような気がしてきました。