2009年03月10日

サラサーテ

今日は、スペイン北東部フランス国境に近いバスク地方パンプローナに生まれた作曲家でありヴァイオリニストであるパブロ・サラサーテ(PabloSarasate,1844年3月10日-1908)のお誕生日です。両親は経済的にさほど裕福ではなかったものの音楽には大変理解があり、サラサーテは生まれたときからヴァイオリンに接していました。幼いころから才能が開花し、8歳のときに初公演、10歳のときにはスペインのイザベラ女王の前で演奏を披露しました。そのとき女王からヴァイオリンの名器といわれる「ストラディヴァリ」を授与されています。その後、パリ音楽院に進学します。「動物の謝肉祭」や2月22日の記事で紹介した「序奏とロンド・カプリチオーソ」のカミーユ・サン=サーンス(CamilleSaint-Saens,1835-1921)とは親友で、よく一緒に演奏旅行に出かけました。ヴァイオリニストでもあったサラサーテの作る曲のほとんどが、ヴァイオリン曲で、フランスやスペインの民謡や舞曲の要素を盛り込みました。


さて、今日はサラサーテ作品の中でも最も有名な「ツィゴイネルワイゼン(Zigeunerweisen,1878)」 をどうぞ。曲名もご存知の方が多いと思いますし、またテレビのBGMなどでよく使われているので何度も耳にされた曲だと思います。ドイツ語でツィゴイネル(Zigeuner)「ジプシー」、ワイゼン(weisen)「歌」で「ジプシーの歌」を意味します。ここでいうジプシーとは「ロマ族ジプシー」で、ロマ族は、インドからヨーロッパ、北アフリカへと遊牧していました。一部は定住したものもいます。しかしロマ族は古くから偏見・差別・迫害を受けていました。例えば、,中世ヨーロッパのある国では「ロマ族を殺しても罪にはならない」という法律ができたり、1999年コソボ紛争ではロマ族住民の排斥が紛争の一因となりました。

しかしロマ族のもつ音楽は、各地の民俗音楽と融合していきます。現在のフラメンコもそのうちの一つです。
「ツィゴイネルワイゼン(Zigeunerweisen,1878)」 、そのロマ族の悲哀、衝動、情熱がハンガリー舞曲に乗って表現されています。
サラサーテ本人の演奏(1904)による「ツィゴイネルワイゼン」です。オリジナルはヴァイオリンと管弦楽ですが、これはヴァイオリンとピアノでの演奏です。




もう一つは,ヴァイオリンと管弦楽でお聴きください。
先日の2月22日の記事などで何度もご紹介しているヴァイオリン:イツァーク・パールマン(Itzhak Perlman,)です。
指揮:ローレンス・フォスター,ロイヤルフィルハーモニーオーケストラ(RoyalPhilharmonic Orchestra)の演奏でお聴きください。


posted by とある音楽家 at 09:07| Comment(2) | ゆかりの日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この曲もよく耳にしますね。
背景を知ると悲しいジプシーの物語がこめられているのですね。
そう考えるとお笑い番組などで安易に使ってほしくないような気がしてきました。
Posted by 春恋 at 2009年03月12日 09:29
yがうえtらいうyたぽうぃrちゃぽえりyt@あおえいrたおえいrたぴえうh@あおえいrつ@あえおるtq;えpろうt@あぺおるt:あえぽいるtq@えおいるた
Posted by さぉぁ at 2011年03月04日 20:30
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