2009年03月12日

相棒7

まずはこの曲をお聴きください。


どこかで聴かれたことがあるのではないでしょうか。テレビ朝日「相棒7」(蟷螂たちの幸福)2007年11月7日放送のBGMとしても流れていました。


この曲はフランスの作曲家ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet,1838-1875)作のオペラ「真珠採り(Les Pêcheurs de Perles)」より第1幕 「耳に残るは君の歌声(Je crois entendre encore)」です。ビゼーは36歳の若さで亡くなりました、その短い生涯のうちに30をこえるオペラ、オペレッタ、 劇付随音楽などの舞台音楽を残しました。そのうちオペラ「カルメン」や劇付随音楽「アルルの女」が有名です。オペラ「カルメン」からさかのぼって10年前にオペラ「真珠採り」を作りました。

日本では「真珠採り」は「カルメン」ほど上演回数は多くありませんし知名度も高くありませんが、欧米での上演回数は少なくありません。この「耳に残るは君の歌声」は、よく単独でも歌われますし、「耳に残るは君の歌声」というタイトルの映画にもなりました。「カルメン」はスペインを舞台とした物語ですが、この「真珠採り」は、まだ未開発だった頃のセイロン(現在のスリランカ)が舞台です。どことなく東洋のエキゾチックさが漂っています。

主人公である漁師「ズルガ」が漁師達の安全と豊漁の祈りを神に奉げるためにやってきた尼僧の歌声を聴きます。その歌声は「ズルガ」の昔の恋人だったことに気がつきます。「ズルガ」の恋心に再び火がついたときのアリアです。その後、二人は悲しい運命が待っているのです。
posted by とある音楽家 at 12:05| Comment(6) | CM、TV番組での音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
蟷螂=かまきり ですよね
かまきりは交尾が済んだらメスはオスを食べてしまう。
(水谷豊風に)あと一つ「蟷螂たちの幸福」と「真珠とり」のストーリーには何か結びつきがあるのでしょうか
ぼくにはどうしても結びつきがあるように思えてならないのですが
Posted by 春恋 at 2009年03月12日 12:34
漁師「ズルガ」は、尼僧にたべられてしまうのですか?
Posted by jupiter at 2009年03月12日 12:39
私の記憶によると、奥さんが推理小説家で稼ぎもいい。旦那は主夫。
旦那が他殺体で発見され、奥さんが疑われるけど実は自殺だった。
旦那が奥さんの原稿のイメージを膨らませるために仕組んだ罠だったわけだな

さ、仕事しようっと
Posted by ひろべ at 2009年03月12日 12:58
杉下右京がクラシック好きという設定なのでよくBGMにかかりますね。またオペラにヒントを得てシナリオを作っている話しもあるそうです。
「耳に残るは君の歌声」は、相棒6第3話でもかかっています。そのときの歌手はロランド・ヴィリャゾンです。
Posted by おせっかい的音楽愛好家 at 2009年03月12日 13:54
そういえば「運命の力」もよくかかっていましたね。何かありますね。これは。調べてみましょう。
Posted by ひろべ at 2009年03月13日 08:27
蟷螂は交尾後にオスを食べてしまうらしいのですが、人間の世界ではメスに食べられたいオスが多くなってきたのではないでしょうか。余命少ない妻の遺稿のために、自らの命をささげる夫はまさにオス蟷螂としての喜びを感じているのではないでしょうか。あの場面は命を懸けた愛の告白にも似て、歌劇「真珠とり」の内容にも合致しますよね。テノール歌手Billazonnの歌唱力も光っていましたね。ちなみに漁師ズルガは巫女とハッピーエンドで終わります。

Posted by しずか at 2014年04月13日 09:24
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