聖母マリアへの祈祷文をもとにして、カッチーニ、モーツアルト、シューベルト、モーツアルト、バッハ、グノー、ビゼー、ストラビンスキー、サン=サーンスなど多くの名だたる作曲家がそれぞれの「アヴェ・マリア」を作っています。このうち、シューベルト、グノー、カッチーニの「アヴェ・マリア」が三大「アヴェ・マリア」と呼ばれています。
今日は、一番聴き馴染みのあるジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini,1545-1618)の「アヴェ・マリア」をお聴きください。カッチーニは、イタリア・ルネサンス音楽末期、バロック音楽初期の作曲家であり歌手、ハープ奏者、最初期のオペラ作曲家としても活躍しました。ヤコポ・ペーリとならんでモノディー様式の代表的な音楽家の一人として知られています。



心が澄み切ります。
die 旋律
すなわち一つの旋律、簡単に言えば独唱
ルネサンス音楽のポリフォニ一(多声音楽)に対して、カッチーニは新しい音楽様式であるモノディー様式を取り入れたのです。モノディ様式の登場によってまもなくバロック音楽が幕開けします。